2012年12月14日金曜日

つばすとじゃがいも


明日、明後日に控えた週末バルのカッセーラ料理
試作だそうです
旬のつばすとじゃがいもの煮込み
つばす(お刺身用の新鮮なもの)は
塩、こしょうとレモン汁でマリネ
じゃがいもは下茹でしておいて
アヒージョの要領で作ります
隠し味に鶏スープ
仕上げにパセリ

これは「喜多村方式」の耳つきカッセーラでした

9月に「パンの下」を催してくださった
大阪のBoulangerie le matin de la vieの方が
シードルのカップを
はじめてChef d'oeuvreで見たとき
「フランスの古いものかと思った」というお話を伺って
有り難い言葉だなあと思いました
いろいろなところを旅して
いろいろなものを見てきた方が
手にとって
「ん?どこのもの?」「いつのもの?」と
ふと首を傾げてくださったら
それは最高の誉め言葉
国境や、時間の垣根を
ひょいと飛び越えてみたいです


淡い砂色の耳なし
下にひいている羊毛のラグは
そのむかし、モンサラーシュという
ポルトガルの寒村で買いました
アーモンドの花が咲く白い静かな村でした

カッセーラ各種(大きさによって3200円〜)
開催中のHALLの器展に並んでいます
冬のスープや、暖かいのみもののための器もいろいろ
絵と、椅子と、楽しそうなみっつの企画展の同時進行!
詳しくは下記の記事のTohkiさんウェブへ



2012年12月13日木曜日

ふたたびカッセーラ


たまたまですが
今年はカッセーラにはじまり
カッセーラに終わる一年となりました
福岡Tohkiさんで開催中の器展
「バル展」ということで
新作のカッセーラも並んでいます
Tohkiさんのリクエストで耳つきのものもあります
写真のタイプの他にもいくつかヴァージョン違いがあるのは
旅の途中で手に入れた
スペインのもの、ポルトガルのものをじっくり観察して
スペイン式、ポルトガル式、
そしてオリジナルの喜多村方式と
3つのやり方を試してみたからだそうです
「ようく見て、実際にやって見ると、
 その国、土地ならではの個性が出ていておもしろい」
だそうでした。
試行錯誤に苦労したようですが
「らしい」形におさまったんじゃないかと思います
カップのとって、やかんのとって、
手の大きさや用途+デザインの要素も加わって
じっくり観察すると
とっての世界って、つくづくおもしろいですよね…

またまたレシピはおやすみですみませんが
週末のHALLでは
きたさん自らのカッセーラ料理も
ちょっとふるまえる予定です
詳しくはTohkiさんサイトへ

http://tohki.petit.cc/

2012年11月18日日曜日

茶碗


地元の方に頼まれてひさびさに茶碗を作ってみたそうです
先月、窯の中の板を買い換えて
窯の中の空気の流れが少し変わったのを
だいたい読めるようになったので
思っていた色が出たそうです
貝釉の、もも色かかったこの色あい
ここ何年かしばらくなかったので
器の会の会場で
「前あった赤っぽいのが欲しいんですけど」と
お尋ねされることが幾度かありました
平皿も少しあります
potteryの頁ではまだお知らせしていませんが
12月に予定している福岡の器展には少し並ぶと思います

抹茶碗について
ご興味のある方はお問い合わせください
(画像はクリックで大きくなります)

recetteはお休み…すみません


2012年11月7日水曜日

立冬ですが



立冬なのにゴーヤ、、、
季節はずれで申し訳ないですが
窓にからまった蔓を片付けるときに
ポロリポロリと隠れていた
最後のゴーヤをおいしくいただいたので…
トーガラシも枝の先で
真っ赤になってカラカラ揺れてました
できたてほやほやの
今年の味噌で炒めました
新米がおいしい季節ですね




こちらは過ぎた夏、うちで流行った一品
ゴーヤとピーマンのみど(り)みど(り)炒め
苦いもの同士でけっこう癖になります
ニンニク、豚バラ、ナムプラー、の黄金のトライアングルで
食欲増進&夏バテ対策でした
もちろん、麦酒の苦味とも好相性です
ゴーヤ好きさんは
来年、思い出したら試してみてください


ひとつめの器は十数年以上前のもの
同心円状に白絵土がかかっています
グレーと砂色と二種類ありました
「また作ってみようかなー」とのこと
そのうちお目見えするかもです


2012年11月1日木曜日

十一月の器展


果実も、種も、葉っぱも、
季節の深まりとともに
甘みを増してどんどんおいしくなる月、十一月
師走に向けてそろそろ慌ただしくなるときですが
夜長に家でゆっくりご飯(と晩酌)が
楽しい季節でもあります
potteryの頁でお知らせしていますが
名古屋で久しぶりに器展をしています
会場のゾンネ ガルテンさんがこれまた
愛知近郊のうまいものがずらりと並ぶお店なので
食材の買い出しがてら是非のぞいてみてください

Sonne Garten

今年は庭のポポが不作でした
熟さず落ちてしまう、とこぼしていたら
柿もそうだと聞きました
猛暑だった夏と残暑のせいでしょうか?
栗もいつもの年より
見かけることが少ない気がしましたが…
うちの秋の定番 焼き栗
何度かあちこちで紹介してますが
皮をむいてフライパンに少量の油をしいて
(ごま、くるみ、オリーブなど好みので)
こんがり焼いて塩をぱらり
これ食べてから、
毎年、栗はこの食べ方しかしないという知人もいます
今年間に合わなかった方も次は是非

粉引 中皿 3000円



2012年9月27日木曜日

パンの下


大阪のパン屋さんのギャラリースペースで
秋の器展を開催中です
フランスで修行した際の酵母を大切に育てているという
こじんまりとしたとてもすてきな町のパン屋さん
バゲット、カンパーニュ、クロワッサンに季節のお惣菜パン、
ナッツや季節のフルーツたっぷりのパン、
もちろん、クリーム系の甘いパンもおいしーい…
そんなパンにあいそうな
ふわふわパンもどっしりパンも
しっかり受けとめてくれそうなプレートや
パンにあう飲み物(スープ含む)のための器が並んでいます
モノレールってたまに乗ると遊園地気分でわくわくします
万博公園にも足を伸ばせるし
秋空の下、遠足がてら是非お出かけください

画像はパンやスウィーツのためのまったいらプレート 2800円
八寸の中身やお刺身を盛っても楽しそうです

アクセスなど詳しくはle matin de la vieのサイトへ:

http://boulanger-le-matin.com/

2012年3月26日月曜日

ラムバー顛末


まだまだ風は冷たかったけれど
ぽっかり晴れた休日の午後の大阪で
ラムバー、無事に終了しました
昼間から杯をつぎつぎ空ける方
シガーを片手にコーヒーのフレーバーとして楽しむ方
美術館帰りに立ち寄ってくださった方
寒風のなか歩道のテーブルでゆっくりされる方
粋なお客様方面々に感謝です



むろん、ラムor泡盛に合うべしがテーマでしたが
台湾腸詰やからすみも並ぶという無国籍ぶり…
(用意していた皮蛋を持ってゆくのを忘れました!!)
アボカドディップとジャークチキンを使った
ベーグルサンドも人気でした
またまた「安すぎ!」という嬉しいお叱りの言葉を頂戴しましたが
機会をねらって懲りずに再びやりますyo

2012年3月17日土曜日

ラムバー


20日のラムバー予告として……
レユニオン、バルバドス、ハイチやマルティニークなどの
個性あふれる砂糖きびのお酒を一杯200円〜
きたさんが夜な夜なネットで収集した三文知識も披露されるやも?

そもそも好きは好きだけど
そこまで知らなかったラムの世界に
うっかり足を踏み入れてしまったのは
過ぎた北陸の冬が今年はことのほか長く
雪に閉ざされていたからかもしれません
行ったことのない南の島の風物への憧れというかなんというか
でも知れば知るほどいずこも同じ
ダークにブルーな奴隷と植民地の歴史で
ひとくち味わうたび、にんげんの営みと文明の儚さを思ったり

というわけで、当日はミュージックも
コロニアル仕様&ブルービートで!

陶器とはあまり関係ありません……
が、ぐい呑みでラムをという趣向になる予定です

2012年3月16日金曜日

chef d'oeuvre 2012


お正月が恒例の会ですが
今年は春の開催ということで
春の雨やくもりの日の色をテーマにしています

L'exposition de tomota kitamura 2012
chef-d'oeuvre

3/19 mon---4/21 sat

シェ・ドゥーヴル
大阪市西区阿波座1-9-12
tel 06-6533-0770
ouvrir 9:30-23:00 (月-金)
12:00---23:00 (土)
fermer 日・祝

★3月20日(火・祝) 12:00-19:00
 ワンデイ・ラム・バーとして
 南の島のラムと泡盛と肴をご用意して
 喜多村が一日だけのきたさんバーをOPENしてます

そろそろ春の陽気な頃ですね
会期も長めですので
大阪の方はもちろん大阪についでがある方
シェ・ドゥーヴルのおいしいプチ・デジュネやデジュネをお楽しみに
ぜひお立ち寄りください

2012年2月21日火曜日

とくらす食堂


約ひと月ほど経過してしまいましたが
1月24日旧グッゲンハイム邸での出店食堂のもようです
カメラを持って行くのを忘れて
料理等の写真を撮れなかった上
オープン前はばたばたでメニューはご覧のとおりの殴り書き…
寒波襲来中の寒い夜でしたが
ライブもサイコーだったし
暖かい雰囲気で、楽しいことばかりだったのですが
終了後、何人かのお客さまから
「もっと高くしたほうがいいと思う」とご提案いただき
有り難いやらうれしいやら!?
自分がお客さんだったら
のみものも食べものも
安いに越したことないんですが…
またまた懲りずにやりたいです

ファーマーズで入手した
近所のオーガニック農家の落花生をローストして
メープル塩キャラメルをからめたものが
おつまみに大人気でした
ぜんざいも山地区のおいしい小豆を
ストーブのとろ火で一日かけてゆっくり炊いて
シナモンと八角とレモンピールを隠し味にした
超おすすめだったのに
あまり出なくて残念だった!!!
ぜんざい食べながらラムをぐいぐい空ける強者を見たくて
ラムに合いそうな感じをめざしたんだけどなあ
焼き菓子二種も「酒が飲める」をテーマにしました
あ、でもこの日はお酒を飲むお客さんが少なくて
ごはんものがすぐ売り切れて
申し訳なかったです

鶏肝のつまみ以外
ヴィーガンというくくりでやったので
勉強になることも多かったですが
またまた再び思ったのは
敦賀近辺のうまい野菜、豆、米の
底知らずのパワー
こんなにいいものをふだん食べてるなら
ちっちゃなことに文句を垂れず
幸せに日々を送らなきゃお天道さまに申し訳ない、と
思ったしだいであります




2012年2月14日火曜日

料理教室@LOUTO



たいへんたいへんご挨拶が遅くなりましたが
広島LOUTOさんでの料理教室に参加のみなさま
陶展にご来場のみなさま ありがとうございました
LOUTOさんご夫妻の丁寧なコーディネートと
お店のゆったりとしつつも凛とした空気と
参加してくださったみなさんの暖かさに支えられて
とてもいい時間を過ごすことができました
これは初日の準備の模様


参加の方にお土産のいろいろなカッセーラ
この他にもご注文分含め
カッセーラだけでおよそ50点ばかりが
お客さまのキッチンへと旅立って行き
広島のあちこちでご当地の
おいしいものを
ぐつぐつ入れてもらえるんだなあと
わたしたちの胸もホットになりました
どうか長らくご愛用いただけますよう


敦賀から持っていった庭のレモンとファーマーズのキノコ
キノコはカッセーラを使ったアヒージョをご紹介しました
こうやってふだん食べている地元の食材を
違う地域の方に紹介できるのは
とても楽しい機会でした
料理教室にはメニュー構成などの反省点もあるので
また次回、挽回したいです

そしてそしていつかきっとと志している
飲食スペースの提供に
今年は一歩でも近づきたいと思ってます

2012年1月12日木曜日

カッセーラふたたび



1月14日(土)からの予定の
広島LOUTOさんでの器展のご案内です
以前からお取り扱いくださってますが
まとまった器展ははじめてです
今回はLOUTOからのご提案で
14日(土)に料理教室のようなこと(!)もやります
こちらでも何度か紹介してきた
南欧由来の直火にかけられる器、カッセーラですが
LOUTOのTご夫妻は
はじめてカッセーラを作った
何年も前の福岡、南来食堂での器展で
お買い求めくださって
その後ずうっとご愛用くださり
愛用者ならではの視点で
さまざまに推してくださってることもあって
カッセーラを使ったお手軽メニューなどを
いくつかご紹介するくいしんぼ企画です

広島に行くことも含めてとても楽しみです
詳しくはLOUTOのウェブまで

あ、それから26日(木)は
神戸塩屋、旧グッゲンハイム邸に
またまた出店予定
今回は甘い系、肴、ごはん系
ヴェジメニューを中心としたラインナップの予定です