2013年5月26日日曜日

山椒


ここは一応ルセットのページなのに
最近ぜんぜんルセットをあげてませんでした…
はっと気付くと花の香りを残していた小さな実が
あおあおと立派な実山椒に育っていたので
慌てて木陰でピッキング
ちょうどいろいろな柑橘の木が花盛りで
外で何かするにはまことにいい季節です
毎年、塩煮にして保存するのですが
この季節がめぐってくるたび
「どうやって作ってたっけ?」と健忘ぶりを発揮
アクの抜き方が人によっていろいろなので
調べたり聞いたりするほどに
迷いが出てくるんですよね…
香りは残って辛味はほどよくというのがベストだと思いますが
今年のはなかなかの出来!だったので備忘録を兼ねて記しておきます

山椒の実は一晩細ーい流水に浸ける
ぐらぐらにわかしたお湯にさっと入れ
再び煮立ったらざるにあげる
ひたひたの水で火にかける
海水くらいの塩加減で10〜15分ほど煮てできあがり

とは言っても今年成功したのは
時期を逃さず
まだあおあおしているうちに
採取したからかなあ?とも思います…
うちの庭には何本かあるのですが
木によって個性も異なっておもしろいです

炊いてるときは、ざるにあげた時はぴりりり
そのあとは蜜柑の花の甘い香りが台所じゅうに漂って
幸せな気分になります
あ、もちろん来週末の東京にも持ってって
活躍してもらう予定です





2013年5月11日土曜日

穴子とか



少し北の方からご来店のお客さまが
大きな「こごみ」をお土産にくださったのを
ささっとフリットにして蕎麦にのっけた午後の続き
(くるくるこごみの画像はpopoのブログにあげました)
さかな屋さんで石川産の穴子を発見
関西ではこぶりの穴子が珍重されるそうで
こぶりのはこぶりので大好きですが
北陸のはなぜかうなぎ並にぶ厚い大柄さんが多くて
揚げるとむちむちのぷりんぷりん
花が終わって小さな実になったばかりの山椒は
ぴりりというより淡く甘い花の香が残っていて
初夏のこんな一皿にばっちりです
揚げ物はめったにしない我が家ですが
中華鍋で炒め物感覚で
手際良くフリットを作れる人が
家族に一人いると有り難や
サルデーニャの白できゅっと





                           

本業に副業に(どっちがどっちかよくわからない?けど)
慌ただしい中、合間にがつがつと掘ってくれた庭の筍は
掘ったさきからぐらぐら茹でて
地物の天然の鯛のお頭と、どーん
刺身にはおいそれと手が出ませんが
どっこいこのくらいの贅沢は!
「セプチマに何持ってく?」
「酒は何にする?」等々
日夜相談中…どうぞお楽しみに