2011年11月13日日曜日

つつむ、むす


すっかり間があいてしまいました
カニ漁の解禁で漁師町はざわざわ
風が北風に変わって海もざわざわ
晩秋というより初冬の雰囲気です
食卓もがらりと変わりました
ホームページのnotesのところでちらっと触れたのですが
毎春、芽吹く頃に剪定する朴の木の枝を
今年はこの季節にバサバサと切りまして
葉っぱが意外にまだみずみずしかったので
ちまきを作ってみました



まいたり包んだり蒸したりが
思いのほか楽しかったので2回作りました
一度目は豚、二度目は鶏
一度目はさつま芋と銀杏
二度目は銀杏と緑豆と木耳を具に
近くのスーパーマーケットのもち米が県産でうれしいのです
(今までもち米を買ったことがなくて知らなかった)
八角をきかせたちょっと中華テイストが
朴の葉の甘くセクシーな匂いとばっちり合います
包むのもわくわくだけど
蒸篭いっぱいに敷いてどーんと蒸すのも良かったです
レシピは詳しくは略しますが;
もち米を洗って水に1時間以上漬け、ざるにあげておく
前の日に準備しておいた煮豚または煮鶏他、具材を切る
中華鍋に油を熱してもち米と具を炒める
濃いめに味付けしたスープ(煮豚、煮鶏を作ったときの汁)をまわし入れ
もち米がスープを吸うまで炒めてボールなどにあけ
包んだり、葉っぱを敷いた蒸篭にのせたりして
沸騰した鍋の上で20分蒸すだけ
と、書いたら面倒そうですがやってみると意外と簡単




福井で「朴の葉」と言うと
年配の方は「ああ、朴の葉ごはんね」と懐かしそうに
黒砂糖ときな粉をのせて蒸したごはん
(おこわかどうかは「?」)のお話をされます
福井の朴の葉ごはんのイメージで
上新粉とくるみと黒砂糖の団子も作ってみました
包み方がわからなくて草でむすんでみましたが
その後、家に来たAちゃんが
「麩まんじゅうみたいに三角に巻いたらいいのでは?」と
くるくる上手に包んでくれて進歩しました
これはこれでワイルドな感じが楽しいけれど
きれいな三角形の洗練された感じもまた良かったし
意外なあの葉っぱが使える!?という発見もあったので
この項、続きます

またまた器はお休みですみません…

2011年7月14日木曜日

いろいろなのみもの





去年の夏も冷たいのみものを少しのせましたが
今年の夏もひきつづきお酒は飲めないけど
晩酌的なことはしたいので
自分用にのみものを用意していたら
いろいろストックが…
どれも同じような色ですが
パイレックスは
庭でなったいちじくのコンポートの煮汁
ソーダの空き瓶は赤紫蘇のジュス
丸い実は山桃
そして右上の絶賛醗酵中は梅シロップです
いちじくのコンポートは
赤ワインとハチミツがたっぷり入って
ソーダで割っても負けないコク
赤紫蘇ジュスは
梅干し用の赤紫蘇が余ったので作りました
どす黒い煮汁がレモン汁を加えたとたん
ぱあっと夏の夕焼け空色に変わる瞬間が
何度作ってもとても楽しい
寒天で寄せたのも義父母に人気でした
山桃はリカー漬けのをもらったのを
「どうしよう?」と
とりあえずリカーを煮て飛ばして
生姜やらシナモンやら黒砂糖やらレモン汁やらを
闇鍋的に放り込んでしばらくしたら
なんかわからんけどすごくおいしいものになりました
お客さんに出したら「!」とびっくりされました
びわ色の完熟梅と黒砂糖で作っている
シロップはどうなることか毎日楽しみです
どれもミネラルたっぷり
そんなこんなで夏バテ知らず

器はお休みでした

2011年6月17日金曜日

豆三昧 ii

画像だけ少し…
にんじんやセロリとやきめし(昼ごはん)


蛸とディルとトマトでサフランごはん(夜ごはん)

塩豚とじゃがいもでサラダ(夜ごはん)

小さい烏賊とトマト煮(夜ごはん)

器はいろいろでした



豆三昧





この町に暮らしていて何がうれしいって
季節になると地物の豆が安い!
よその町での値段を知っているので
うすいえんどうも空豆も「使い放題」「食べ放題」って感じで
毎日どかどか食べまくれるしあわせ…
ごはんにサラダに煮物にといろいろに食していますが
今日のお昼はサブジ(インド風お惣菜)にしてみました
サモサの中身にもなるじゃがいもとグリーンピースのサブジは
京都のディディのプレートについてくるのが
ものすごく好きで家で作ってもなかなかうまくいかない…
のが去年図書館で借りてきたインド料理の本に載っていたので
その通りに作ってみたらかなり近かった!
本は返してしまったので正確ではないかもですが
その後何度作ってもだいたい思った通りにできます
肝はマスタードシードです
たぶんオリジナルの作り方では
じゃがいもも豆も下茹でナシでしたが
手っ取り早く下茹でします
ジャガイモは皮をむいて適当に切って
塩水でやわらかくなるまで茹でる
うすいえんどうも塩水で10分ほど茹でる
(うすいえんどうって
 意外とやわらかくなるのに時間かかりますよね?)
厚手の鍋に油を(なたね油が好ましいです)しき
クミンシードとマスタードシードをひとつかみ入れ
弱火にかける
種がはじけはじめたら(焦げないように注意)
青唐辛子(あれば。なければ赤)を縦にふたつに切ったものを
好みで適量
しょうがのすりおろし少々、ニンニクのすりおろし少々
(しょうがとニンニクも入れなくてもいい)
たまねぎのすりおろし(四分の一程度)を入れてゆっくり炒める
色付いてきたらターメリックを少々加え
じゃがいもと豆を加えざっと混ぜる
好みで少しお酢をたらしてできあがり
キャベツを入れるときもあれば
カリフラワーを入れるときもあります
インドの本のレシピでは
最後にマスタードシードと唐辛子を炒めた香りオイルを
まわしかける、が正統でした

イングリッシュマフィンにはさんでサンドイッチにしましたが
キッシュの中身にしてもおいしそうだなあ

器 刷毛目皿 2200円

2011年4月25日月曜日

ゆでいわし



鰯がぷりぷりの季節になりましたね
マイワシかカタクチイワシのきときとのが
手に入ったらぜひお試しください

新鮮なイワシ
わたしは手開きしますが
きたさんは包丁を使った方が
あとが綺麗にしあがると言います
イワシは頭としっぽを落として
ワタを出し水洗いします
水気を切ったら
海水くらいの濃度の塩水を
たっぷり沸かしたところへ
そっと入れて
大きさによりますが5〜6分茹で
火が通ったら
ざるにあげて水気を切ります

以上が基本
これをバットに並べて
お酢をひたひた弱にかけておけば
サラダその他に便利な常備菜
写真は上にパセリをたくさんのせて
オリーブオイルをまわしたところ

ニンニクや香草をしのばせて
最初からオイルもかけておけば
(オリーブオイルは冷蔵庫でかたまるので
 ひまわり油などがおすすめ)
即席オイルサーディンになります

あとから使い回しがきくので
うちではお酢だけで置いておくことが
多いです。
お醤油と梅干しひとつで
さっと炊いてもおいしいし…

器は今日は
ベトナム/ホイアンで買った
古い染め付けでした

2011年4月16日土曜日

プルーンのこけももジュース煮


だいぶご無沙汰してしまいました
しばらく家を留守にして帰ってきて冷蔵庫を開けたら
おやつに買っていたオーガニックのプルーンがどっさり…
しかも賞味期限ぎりぎり…
ということでまたコンポートにしてみました
夏の頃、赤ワインとオレンジジュースで煮るレシピを紹介しましたが
今回は、これまたまとめて買い置きして残っていた
クランベリージュースで煮てみたところ
酸味が加わっておいしいです
ドライフルーツ、特にいちじくとプルーンは酸味が少ないところが
自分の好みとは少々異なっていたので
自分としてはすごくおいしくなったような気がしてます
コクも加わって、ひとつ食べると
チョコレート(ただ今我慢中、、、)並みの
濃い充実感があります

作り方はかんたん
プルーンがひたひたになるくらいまで
クランベリージュースを注いで
好みで甘み(はちみつやきび砂糖など?)を加えて
20分ほど煮るだけです
亡き祖母の家の庭の橙の皮で
母がマーマレードを作ったのをもらったので
大きなスプンにひとさじ加えました
ビターが加わってちょっと大人味です
わたしは試してませんが
ワインにもとっても合うそうです
たぶんウィスキーやブランデーにも合うと思います

器 粉引 ちび猪口 1500yen