2010年5月1日土曜日

ベイビー帆立


その季節に家で食べるのがすごく流行っても
翌年になるところっと忘れてしまう一皿があって
何年もたったあとに
「pinonちゃん家で食べておいしかったから
 レシピ書いてもらってまだ持ってるよ」(海老シュウマイ)とか
「あのときのあれ、おいしかったから
 あのあと何度も作ってるよー」(焼き茄子のタイ風サラダ)とか
知人や友人に言われて
「ん?そんなん作ってたっけ?」ってなるので
これも備忘録的に…
今までは食材としてもたぶん買ったことがなかったけど
この春やたら流行った一皿
ベイビー帆立、という名前で売られている
小さな生きた帆立貝です
敦賀はもともと北海との物流が盛んな土地なので
北海道や青森のもの(昆布しかり、ニシンしかり)のいいものが
手に入りやすくてしかも安いのですが
これもそのひとつだと思われます
すごくお手頃で、お手頃過ぎるということもあり
「おいしいのか?」「どうやって食べるのか?」と
今まで買ったことなかったのです
しかし!おいしい!!
来るひと来るひとに食べさせたけどみなさん「!」でした
調理法も超簡単です

殻付きの生きたベイビー帆立を買ってくる
たいていは綺麗なんですが汚れてるっぽかったら
殻をたわしでこすって流水で洗い水気を切る
鍋に好みの油を熱してにんにくのみじん切りをゆっくり炒める
にんにくが色づいてきたら殻ごと帆立を入れてざっと混ぜる
(やや強火にする)
白ワインなどをまわしいれて蓋をする
しばらくすると帆立の殻が開く音がするので
のぞいてみて、全部殻が開いていたら、
若いセロリのみじん切りとバターをひとかけら加えてざっと混ぜ
また蓋をしてしばらく待ったらできあがり

けっこう長くなりましたがやってみたら簡単です
そうそう、これが流行ったのは、
しょっちゅう登場する木崎のSさんの無農薬セロリが
ファーマーズに出回ってたからでした
セロリはもちろんはしょっても、
他のはっぱで代用しても大丈夫と思います
食べるときに緑いろのワタをはずしながら手づかみで食べました
春の食材はなんでもそうですけど
若い白ワインによく合います、飲み過ぎ注意!

器:無地大鉢 4200円